CryptoShujinkou | クリプト主人公

https://opensea.io/collection/cryptoshujinkou

 

はじめに
はじめまして。現代美術家の奥田栄希と申します。この度はアクセスしていただきまして誠にありがとうございます。「クリプト主人公」は私の活動の新たな試みとして2021年に発案したNFTアートと現代アートを紐づけるプロジェクトです。 これらの作品群を購入・譲渡・転売等をする際は以下の内容について、ご理解いただいた上でお求めください。

 

主人公のコンセプトについて
「ドラゴンクエスト」シリーズの主人公には名前がありません。プレイヤーはゲーム開始時に自身の名前を設定することで、ゲームの世界に没入してシナリオを進められるようデザインされています。つまり、この主人公は「名前のない魂の器のようなもの、もしくは魂が憑依した自身の分身」と定義することができます。

 

クリプト主人公について
「クリプト主人公」は上記のコンセプトをベースにNFTアートとしてコレクターへの配布を目的としています。ただのイラストやアイコンとしての意味合いに留まらず、所有者は「主人公」の定義にしたがって、アバターのように「魂が憑依した自身の分身」として、今後私の作品に登場することを予定しております。購入をする際はその点に留意し、同意の上でご購入をお願いいたします。所有者がSNSのアイコンにしたり、二次転載等をしていただくことはもちろん自由なのですが、今後の私の作品や活動に登場することがある点について予めご了承ください。

 

今後の活動について
「「絵画オンライン」-ビーナス誕生とクリプト主人公たち(下図参照)」
全て手描きで描いたこの作品は、ビーナスの石膏像の上にドット絵風のキャラクター達が登場しています。これらは個別にユニークピースのNFTアートとして公開・販売を行います。NFT所有者は「主人公」の定義にしたがって、アバターのように絵画の登場人物そのものとなります。画面上に見ず知らずのアバター同士が混在する絵画は、オンラインゲームのような空間としての意味合いを帯びます。また、ここに登場するキャラクターは次回作以降の絵画作品で登場、私の制作しているファミコン作品に登場するなどの展開を予定。作品の展開によってキャラクター達の個別の物語が構築されていくことで従来の絵画とは異なり、意味合いや解釈が動的にアップデートされることも想定されます。
今後これらをベースに並行してNFT上でエミュレートできるファミコンの実装や、メタバース上での展覧会なども計画しています。NFTを所有してくださった方に現代アートとNFTの新たな価値提案、アート体験を提示していきたいと思っております。どうぞご検討のほど、よろしくお願いいたします。

奥田栄希について

1985年東京生まれ。東京芸術大学美術研究科絵画-油画専攻修了。古いテレビゲームを題材に平面表現を行いながら、近年ファミコン実機で動作するインタラクティブなゲームカセットの作品制作を行っている。その制作過程ではゲーム作品の立案から、プログラムの作成、基盤にハンダ付け、ひとつのカセットにパッケージするところまで全て行う。不毛なゲーム作品「悲しいゲーム」のシリーズでは、ゲームが成立するための構造や、遊び的要素、ルールを排除・逸脱することで、ゲーム表現の新たな可能性について提示することを試みた。ファミコンという限られたデータ容量の制約だからこそ可能なメディア表現を模索している。